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┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━「第96号」━━━━━━━━

  平成21年1月26日発行

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 【コラム】

 『クレーマー対策マニュアル』        弁護士 田代 耕平
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  今回は、クレーマー対策のマニュアル作りについてお話しさせていただ
 きたいと思います。

  前回(「クレーマーは怖くない?」)は、クレーマーに対応する一人一
 人が、クレーマー対応も自分の業務の一環であるという自覚を持つことが
 大切で、クレーマーをたらい回しにしてはならないことを述べました。

  しかし、前回述べたことは、担当者が全ての責任をもって全てのクレー
 マーに対応することを意味するものではありません。

  むしろ、担当者が全てのクレーマーに対応するということは、担当者を
 孤立化させてしまい、クレーマーの不当要求に安易に応じてしまいかねな
 いという危険性があり絶対に避けるべきです。

  そこで、重要となってくるのが組織での対応です。

  そして、組織で対応するにはクレーマーの情報の共有化(連絡・報告)、
 対応方法の一貫性が必要となります。

  情報の共有化のためには、クレーマー情報の報告方法・報告先の取り決
 めが必要ですし、対応方法を一貫させるにも組織内での取り決めが不可欠
 となります。

  そのため、組織で対応するにはクレーマー対応マニュアルが必要となる
 のです。

  それでは、マニュアルにはどのような事項を記載すればよいのでしょう
 か。

  上記のとおり、大きく分けて①クレーマー情報の共有化のために情報伝
 達方法(報告方法)、②クレーマー対応方法があります。

  まず、①クレーマー情報の共有化のための情報伝達方法についてですが、
 最初に考えなくてはならないのは組織内部の手続きです。

  通常組織は代表者を頂点としてピラミッド型の構成をしています。組織
 の規模によっては、すべてのクレームを直接代表者に報告することが可能
 な組織(比較的小規模な組織)もあれば、第1段階では担当者の上席(課
 長・部長など)に報告する組織もあるでしょう。

  しかし、担当者の心理としては、直接代表者にクレームを報告すること
 に躊躇を覚えるでしょう(社長にそのようなクレームは担当者が解決しろ
 と言われてしまうのが落ちです。誰もがクレーマーに対応することはいや
 なのです。)。また、直接の上司である課長や部長に報告や相談をしても
 課長・部長も社長に報告するのは躊躇を覚えるでしょうし、その部署で報
 告が終わってしまい情報の共有化が実現しません。

  そこで、クレームの情報を共有化するためには、クレームの情報を収集
 する部署を決めておくことが有益です(総務部などで兼任してもらえば必
 ずしも新たにクレーム対策部などを創設する必要まではありません)。

  クレーム情報を集約する部署を作ることによって、組織全体のクレーマ
 ーの情報が集約しますし、また、報告する担当者等にとっても報告しやす
 いものとなります。

  担当部署を作ったときは、担当者にとってよりクレーマー情報の報告が
 しやすくするために、報告書の書式を予め作成しておいて、組織全体に周
 知しておくことが有用です。また、定式の報告書があることによって担当
 者は、クレーマーに対応した場合には、報告書に記載するために自然とク
 レーマーの主張内容を5W1Hで客観的に把握するようになります。

  したがって、報告書には、①相手方の情報②相手方の主張内容(5W1
 Hで記載)③相手方の行為態様(どなる、複数人でくる等)を記載するよ
 うにしましょう。

  以上、クレーマー対応マニュアルの情報共有のための組織編成について
 簡単に述べさせてもらいましたが、次回は、『マニュアルに記載すべきク
 レーマー対応方法』について、述べたいと思います。

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 【市民集会のお知らせ】
  「あなたが変える刑事裁判 ~裁判員ができること~」  
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  札幌弁護士会、北海道弁護士会連合会及び司法を考える市民の会は、下
 記日程で、「あなたが変える刑事裁判~裁判員ができること~」と題し、
 裁判員となる皆様へのメッセージをお届けする集会を開催致します。


  日 時   平成21年1月31日(土) 午後1時~5時
  場 所   かでる2・7 大ホール
  費 用   入場無料
  内 容   第1部  日弁連製作ドラマ「裁判員になりました~ニュ
               ースの向こう側~」の上映

           出演者   : 木佐彩子氏(アナウンサー)、滝
                   本誠氏(柔道家)、宇梶剛氏(俳
                   優)、遠野凪子氏(俳優)等

           原作・脚本 : 毛利甚八氏(漫画「家裁の人」
                   原作者)

         第2部  パネルディスカッション
           パネラー(予定)  : 毛利甚八氏(同上)
                       中山博之弁護士(札幌
                       弁護士会所属)

  ※ 第2部のパネルディスカッションにおいて、当事務所の
    仲世古善樹弁護士がコーディネーターを務める予定です。

           ※ 札幌弁護士会ホームページ
              http://www.satsuben.or.jp/index.html

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 【勉強会のご案内】
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 札幌総合法律事務所では以下の勉強会を行なっております。
 詳細はホームページをご覧下さい。
 http://www.sapporo-sogo-lo.com/publication/index.html
      
 ■コンサル弁護士マスダの「企業経営勉強会」 
    → 企業の業績アップにつなげるノウハウをご紹介します。
       次回 2月18日(水)
       テーマ 「売上低迷時代に何をなすべきなのか」
             
  ■「建築に関するトラブル」勉強会
    → 欠陥住宅の事例・法律問題を検討します。
       次回 2月16日(月)

 ■「宅建業者の抱えるトラブル」勉強会
    → 不動産業者の方向けのテーマ別勉強会です。
       次回 3月24日(火)
       テーマ 「道路・袋地」

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 【イチオシ!出演してます!】
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 中村弁護士がHTBの情報番組『イチオシ!』にコメンテーターとして
 出演していますので、どうぞご覧下さい。
 ◆ 次回出演日 1月27日(火) 15:45-17:00 ◆

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 【次回発行日】  次号は2月9日(月)の発行予定です。
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 □発行責任者   札幌総合法律事務所 弁護士 田代 耕平
 □発行元     札幌総合法律事務所 
            〒060-0005 札幌市中央区北5条西11丁目17-2
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