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そこにある戦争

弁護士ブログ

そこにある戦争

先日、話題になっている映画「永遠の0(ゼロ)」を観てきました。

司法試験浪人の青年が、終戦間際の昭和20年に特攻で戦死したという海軍航空兵であった祖父について、なぜ特攻に志願するに至ったのかを、祖父の同僚であった者たちに当時の話を聞くなどして探る物語です。
観てない方のために、それ以上の内容についてはそっとしておきます。

この便利で平和な日本で生活していると、「戦争」「特攻」などということは、ずっとずっと前の”違う”時代のことで、何か別世界での出来事と思えてしまいそうです。でも、よく考えると、私が今43歳ですので、生まれたときを起点とすれば、今日より、昭和20年の方が断然近い。

その戦争のころと今、地球は、平均気温がコンマいくらか上昇したかもしれませんが、空や海の色も、山の植物も、虫や動物たちも、季節の移り変わりも、どこを見ても何も違いがないのだと思います。たった一つ、大きく違う点が、人間の、それも、一定の権力を握っている、各国のほんの一部の偉い人・指導者の考え方だけ、なのでしょう。だとすれば、ちょっとした油断や間違いで、一瞬のうちにまた逆戻りする危険もあると言ってもよいのかもしれません。

どの戦争でも、ほんの一部の年配者の誤った決断で、多くの若者の血が流れます。もう絶対に若い奴らの血を流させないために、一定の地位につきはじめる我々”オジサン”以上の世代が、もっともっと汗をかくべきなんだと思います。自分にも言い聞かせる意味で。

弁護士 仲世古 善樹

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